アジール・フロッタンは、第一次世界大戦と第二次世界大戦の戦間期に、コルビュジエによってリノベーションされた、難民のための「浮かぶ避難所」である。本報告会では、「白の時代」の建築という視点から、その位置付け、またその文化的意義や可能性について考えたい。また「難民のための建築」という視点から、コロナウィルスの未曾有の脅威に直面し、我々も感染難民予備軍となった現在において、建築の今後の役割について考えたい。
第1部チェーンレクチャー:14時15分~16時30分遠藤秀平(浮上報告)、竹山 聖、五十嵐太郎、加藤道夫、山名善之
第2部シンポジウム:16時40分~18時モデレーター:五十嵐太郎パネリスト:竹山 聖 加藤道夫 山名善之 遠藤秀平
五十嵐太郎(建築史・建築評論家/東北大学大学院教授)1967年 フランス・パリ生まれ1992年 東京大学大学院修士課程修了2000年 博士(工学)取得2002年 中部大学工学部建築学科 講師2005年 東北大学大学院 都市・建築学専攻 准教授2009年 東北大学大学院 都市・建築学専攻 教授
遠藤秀平(建築家/神戸大学大学院教授)1960年 滋賀県生まれ1986年 京都市立芸術大学大学院修士修了(2004年博士課程修了 美術博士) 石井修/美建・設計事務所1988年 遠藤秀平建築研究所設立2007年 神戸大学大学院教授天津大学/東北大学(瀋陽)客員教授
加藤道夫(建築理論/東京理科大学客員教授)1954年 愛知県生まれ1984年 東京大学大学院工学系研究科博士課程修了(工学博士)1984年 東京大学教養学部助手1993年 東京大学教養学部助教授2001年 東京大学大学院総合文化研究科教授2019年 東京理科大学客員教授/東京大学名誉教授
竹山 聖(建築家)1954年 大阪生まれ1977年 京都大学卒業1979年 東京大学大学院修士課程修了、博士課程進学大学院在学中に設計組織アモルフを設立し設計活動を開始1992年から京都大学で教鞭をとり2020年に定年退職2020年より設計組織アモルフ代表に復帰
山名善之 (美術史家、建築家)1966年 東京生まれ1990年 東京理科大学卒業1990年~1994年 香山寿夫建築研究所1994年~2002年 パリ・ベルヴィル建築学校DPLG課程パリ大学I美術史研究所博士課程アトリエ・アンリ・シリアニ、ナント建築学校講師2002年より東京理科大学専任講師、現・同理工学部教授
主催:日本建築設計学会(LCの船再生委員会)共催:国際文化会館協力:アーキテクツ・スタジオ・ジャパン株式会社、他